こんにちは。景山伸子です。
昨日は、「関西版 月いちリーディング」へ行きました!
これは、日本劇作家協会の新進芸術家育成事業の一つ。
一人の劇作家の作品をリーディングしたあとにその場にいる人で、戯曲について意見交換するイベントです。
こちらが月いちリーディングのプロモーションビデオ。
渡辺えりさんや鴻上尚史さんも出演していて、やってくるのはシェイクスピア(笑)
有名な台詞を引用しつつ、思わずくすっと笑ってしまうPR動画です。
こちらのイベントは、関西でも行われており、昨日は、大阪へ行ってきました!
出る前に息子の機嫌が悪くなって、対応にぐったりして行くか迷ったのですが、ご機嫌になった頃に無事に外出。
出かけるときは、倍は余裕の時間を持って準備をすべきと学ぶ今日。
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年10月6日
予定より遅く到着したものの、なんとか参加できました。
関西版 #月いちリーディング 参加。採択された戯曲は、合田団地さんの『 フォーエバーヤング』いわゆる大きな起承転結が少ない作風にも関わらず、集中させうる台詞の魅力が新鮮で、劇作家協会新人賞や北海道戯曲賞の一次審査を通過したのも頷けました。戯曲とは何か、個性とは何かと向き合う機会にも。
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年10月6日
関西版 #月いちリーディング 今回のゲストは、木ノ下歌舞伎の木ノ下裕一さん、カンヌ国際映画祭など映像でも活躍されている二郎松田さん。今回、戯曲を採択された合田さんのように作・演出を兼ねているからこその戯曲単体としての課題を改めて考えたり、歌舞伎での演出処理も参考になりました。
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年10月6日
懇親会では、合田さんにもゆっくり質問もできて、脚本の作り方は人によって様々だなと改めて実感。以前、月いちリーディングで戯曲が採択されていた他の劇作家さん始め、こうして他の劇作家の方々とお話するのはなかなか新鮮。他者と話すことで自分や作風が見えることは、多いなと感じます。
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年10月6日
今回も学ぶ部分があり、行けて良かったです!
そんな月いちリーディング。
東京会場含め、過去に参加してメモしたことも一緒に載せておきます。
●自分の戯曲を信じるために、自分を疑うこと。
●ダイアローグの差異により、人がわかる。
●若いと感情や感覚だけで書くのでまとまっていないが、年を重ねると論理的に書きすぎてしまう。
●(貧乏でも)信じられるのは、俳優。
(前田司郎さん)#月いちリーディング #メモ
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2017年11月12日
芝居の見せ方で、傷を見せて痛いと言うのは子供。治った傷を見せてこうして直したと言うのは大人。(鈴木裕美さん)#月いちリーディング #メモ
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2017年11月12日
書きたいことを書いたら、『人生がときめく片付けの魔法』のように、一つ一つ本当に自分が好きか問え。ウケるんじゃないか?と書いたもので、やっぱりウケたいのなら書けばいい。そんなにウケなくてもいいならいらない。問え。(鈴木裕美さん)#月いちリーディング #メモ
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2017年11月12日
物語は最初からは要らない。既に何かが起こっているところから、その背景が見えるように創る。
その物語を通して、登場人物たちがどう変化したかを描く。
変わるものを描くのなら、変わらないものも描く。
関西版 #月いちリーディング #メモ
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年2月24日
客観的にここを広げた方がいいと言われても、最終的には、劇作家自身が想いの強いところを描くこと。自分の興味の弱いところは、その気持ちがそのままお客に伝わる。
作品の可能性として、分けた方がいいなら、内容を2作品に分けるのもあり。
関西版 #月いちリーディング #メモ
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年2月24日
完成された戯曲は素晴らしいけれど、読み物として出来上がっているものを舞台にする意味はあるのか。
誰が演出しても、誰が演じても似たものになるのなら、自分がやる必要はあるのか。
関西版 #月いちリーディング #メモ
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年2月24日
ツンデレは、9のツンがあるから1のデレが効く。
テーゼがあるなら、アンチテーゼから始める。
中途半端な対比はいらない。やるならはっきりと。
主軸のベクトルを絞る。
面白い設定でも、作品として不要ならばっさり切る勇気を持つ。
関西版 #劇作家協会 #月いちリーディング #メモ
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年2月24日
劇作家自身が迷っているところは、物語としても、人物描写としても迷走している場合がある。
いい役者が覚えやすい台詞は、キャラクターとして正しいことが多い。逆に演技で納得できないところは、矛盾が出ている可能性がある。
役者の疑問を説得できる理由を持つ。#月いちリーディング #メモ
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年2月24日
劇作家として、この作品で何を1番見せたいか。その部分からどこにフォーカスをあてるべきかわかる。
統合できる人物はいないか。
人物の対比があるか。
行動の動機は説得力があるか。設定場所は最適か。
情報開示のタイミングは適切か。どこで観客をゆさぶるか。 #月いちリーディング #メモ
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年2月24日
戯曲単体では、整合性が取れていない部分が、良くも悪くも、演出や演技で成立してしまうことがある。戯曲として伸ばしていくためには、客観的な意見を言ってくれる存在が貴重。この人の意見は信じられると思える人がいれば、劇作家は生きていける。
関西版 #月いちリーディング #メモ
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年2月24日
月いちリーディングは、劇作家だけでなく、演出家、俳優ももちろん新しい学びがあると思います。
そして、観劇専門の方でも、戯曲の味方が変わる機会にもあると思うので、興味のある人は、ぜひ一度足を運んでみてください。
入場は無料です!詳細は、こちらへ。
劇作家育成のための #日本劇作家協会 主催 #月いちリーディング
【今年度の日程】
東京 6/10(日)、7/7(土)、10/13(土)、12/8(土)、3/2(土)
神奈川 9/23(日)、11/10(土)
大阪 7/14(土)、10/6(土)、12/22(土)詳細はこちらhttps://t.co/B8je8e544p
— 景山 伸子/Nadia (@nobukokageyama) 2018年5月8日
景山伸子よりお知らせ
①劇団Nadianne(ナディアン)ボイスドラマ配信中!
2017年に制作した作品を劇団HPで無料配信中です。詳細はこちら
②劇団Nadianne ボイスドラマ第2弾を制作中!
『大人にだって使える魔法』、『春ノ夢』(作・演出・主演)、『グラデーション』(作・演出・出演)を収録。
2018年内にインターネット配信予定。 収録の様子は、劇団ブログと個人ブログで書いています。
③2019年3月舞台出演決定!
芸術集団れんこんきすた『雲隠れシンフォニエッタ』(源氏物語)に出演します。
雛祭り頃に東京に上演予定。約7分の音声コンテンツで舞台の紹介をしています。⇒こちら
④noteにて月額制マガジン『言わないけど、思ったこと。』販売中!
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